※この物語はフィクションです
(前回・弐章参幕の最終節より)
謎の言葉を残して、忍者学校の生徒と今までの旅のメンバーたちを
動乱の起こる「忍者の里・雲の国」へワープさせた頭領。
頭領の言葉の本当の意味とは…
そして、舞台は「雲の国」へ……
【 忍者キャンプファイナル/プロローグ 】
…………
「はぁはぁはぁ… くそ! まだ、追ってくるぞ!」
- 待てーー!! どこへ逃げた!?
「こっちだ!こっちに逃げよう!」
…………
【 プロローグ 弐 】
雲の国(くものくに)では、攻めてくる強大な敵国に対して国を二分する論争に発展していた。
「戦うべきだ!」と主張するのは、青年たちを中心に構成される「連合バトル派」。
「結界を張って守るべきだ!」と主張するのは、国の上層部やお年寄りたちが中心になって構成される「保守バリア派」。
そんな中、「連合バトル派」の集会に「保守バリア派」が雇った忍者が潜入。
忍者が集会で暴れたことをキッカケに、各地で一斉に衝突が始まったのだった。
それぞれの派閥から雇われた忍者たちは、もめ事や衝突の最前線へ派遣され、いつしか忍者同士で戦う「代理戦争」へと発展していった。
【 プロローグ 参 】
雲の国へやってきた梨源郷(りげんきょう)の「さんサン」は、初めて見る「妖精」に戸惑っていた。
で、あっちでは、猿と海賊がケンカをしていて、こっちでは鬼とカッパが談笑中…
… ちょっとこの一行、まったく空気が読めてない気がするんですけど~